江戸城の全景と総坪数
江戸城の全景と総坪数
天正18年(1590)8月1日、徳川家康は豊臣秀吉に関八州に領地替えを命じら江戸に入府した。関ヶ原の戦い3年後、慶長8年(1603)家康は征夷大将軍として、江戸幕府開幕を宣言すると共に江戸城大普請を号令した。全国の大名家を総動員して江戸城とその城下町のインフラ整備を負担させる前例のない規模の大普請であった。家康が構想した京都や大阪を超える城下町の形勢は、江戸城の総縄張りとなる基本計画を築城の名手である藤堂高虎が担当した。関ヶ原の戦い以降家康に仕え、すでに伏見城や二条城を手掛け、家康の厚い信頼を得ていた。

慶長10年(1605)4月に江戸城の天下普請が本格化するが、この時すでに家康は征夷大将軍の座を秀忠に譲り隠居を決めている。父から偉業の責任を託された二代将軍秀忠は、江戸城全体の基本となる縄張りを明確化させる。寛永13年(1636)江戸城総構えが完成した。以来、火災で焼失を繰り返したが、寛永の機構を踏襲した。
江戸城本丸俯瞰(東御苑)

江戸城の総坪数(307、735坪)
① 総本丸(94、784坪)
1.本丸(34、539坪) 2.二ノ丸 (27、585坪)
3.白鳥濠 (975坪) 4.三ノ丸(22、067坪)
5.二ノ丸・三ノ丸間の濠(8、782坪)
6.平川帯曲輪(836坪)
本丸御殿全建坪(10、978坪) 大奥建坪(6、318坪)
② 西丸(68、385坪)
西ノ丸内崖地(11、51坪)
西丸御殿建坪(7、200坪)
③ 吹上御苑 (136、541坪)
吹上御苑(10、、398坪)
吹上内崖地(14、145坪)
④ 道灌濠 (13、998坪)吹上~西丸間
皇居の全景俯瞰
皇居西丸・東御苑・吹上御苑・皇居外苑

江戸城・本丸・二ノ丸・三の丸

国会議事堂前庭と皇居

江戸城西から俯瞰した皇居全景


by watkoi1952 | 2012-05-27 15:02 | 江戸城を極める | Comments(0)




