一石橋(八ッ見橋)


一石橋(八見橋)



富士三十六景に描かれた日本橋川に架かる一石橋と合流する道三濠に架かる銭亀橋が見える。外濠と交差する一石橋の右手に金座の後藤庄三郎(五斗)と左手の呉服町に後藤縫殿助(五斗)の屋敷がある。その間にある橋名を両家合わせて、一石橋と洒落て名付けた。左の南橋詰の親柱に「迷子のしるべ」が建てられた。右に「知らせる方」、左に「尋ねる方」の人物特徴を記した貼り紙で捜索通行人に知らせていた。




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八ッ見橋


八ッ見橋とは、一石橋の別名で、一石橋の上に立つと、自身も含めて八つの橋を見渡せたことが由来である。外濠の①常盤橋、②呉服橋、③鍛冶橋、道三濠の④銭瓶橋、⑤道三橋、日本橋川の⑥一石橋、⑦日本橋、⑧江戸橋の八橋が望めた。




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江戸名所図会・八見橋

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by watkoi1952 | 2012-06-25 16:14 | 江戸城の内濠と外濠の景 | Comments(0)